自己愛との出会いから始まる
自己愛と出会った頃、この人は
ものすごく人の気持ちがわかる人だな、なんて思いやりのある優しい人なんだろうと感動した。
彼は器用で、仕草の一つ一つがカッコよくて、面白くて、見た目も私のドストライクだった。そして人を惹きつける力がすごい。人を退屈させない。注目されているのが彼に取って当たり前。現に皆んなが彼をみる。
生まれ持ってのエンターテイナーだなと思った。
彼の言葉にいちいち舞い上がり、私は彼に取って特別なんだって思いました。
運命の人かもとさえ思いました。(ある意味では運命の人でした)
そして、彼は相当モテたと思う。
でも、俗に言うヤリチンではなかった。
この自己愛の場合、目的は性欲ではなく、”モテる” ”注目を浴びる”事が目的であり、彼のエネルギー充電方法であるようだ。
それが勘違いの痛い私は、”私は彼の特別、だって深い仲になる人は私だけじゃない?”と思う気持ちを大きくした。
そしてたまに両親の不仲のための悲しい生い立ち(事実か嘘かは不明)をポツリポツリと語る。
そんな話を聞いた私は『この彼を悲しみから救ってあげたい』と考えていました。